低価格で液晶テレビやブルーレイレコーダーを販売するFUNAI。
でも「安かろう悪かろう」では困ります。
この記事では私が悩んだ末に購入した『FL-24H2010』という録画可能な24インチモデルをレビューします。
FUNAIの24型テレビは一人暮らしの部屋や寝室にちょうどいい
2021年1月20日、ヤマダ電機の店舗でFUNAIの24インチテレビと他の大手メーカー各社のテレビを見比べて、FUNAIのテレビを購入しました。
店舗でも大手ブランドとあまり差を感じなかったのですが、FUNAIのテレビ、わりと普通です。
後述する不満な点もありますが、実用上、そこまで気になりません。
『安くても普通に見れたらOK』というあなたにはピッタリのテレビです。
FUNAIのテレビはヤマダ電機グループの独占販売になっているので、Amazonや楽天・PayPayモールで見てもヤマダ電機からの出品になっています。ほかの電機店での取り扱いはありません。
FUNAIの24型テレビ「FL-24H2010」の不満なところと満足したところ
実際にFUNAIのテレビを使ってみて不満に感じているところと満足しているところを正直にお伝えします。
「FL-24H2010」の不満点
まずは不満に感じたところ。
次の2点です。
- テレビの起動が遅い
- リモコンの操作感が微妙
テレビの起動が遅い
最初は分からなかったことですが、何日か経って気づきました。
電源をONにしてもなかなかテレビがつかないときがある。
毎回ではないにせよ、仕事で何時間も留守にして、帰ってテレビをつけたら時間がかかる。
計測したところ、約7秒。
早く見たい番組があって急いで帰ってきたのに起動に時間がかかっていたらイラっとするかもしれません。
ただ、そんなことは一ヶ月に一回もないでしょうから我慢です。
リモコンの操作感が微妙
リモコンの質感が安っぽく、ボタンを押した感触もフニャっとして微妙。
上下左右の選択ボタンも押しにくくて、リモコンでコスト削った感が出てます。
もう一点、電源ボタンは一番デカくしておいてほしかったです。
チャンネルボタンより押す回数は少ないかもしれませんが、必ず使うボタンですからね。
「FL-24H2010」の満足した点
- 薄くて軽い
- 良くも悪くも普通に見れる
- なんといってもとにかく安い
薄くて軽い
前のテレビが13年前の製品だったこともあり、今のテレビに比べると
- 厚い
- 重い
- 枠も太い
こんな感じだったので、このテレビの薄さ・軽さに驚きでした。
電機店に行ってもテレビコーナーに行くことがなかったので進化に気付かなかったですね。
良くも悪くも普通に見れる
FUNAIのテレビは良くも悪くも、とにかく「普通」。
よその口コミでは『映像の作り込みが・・・』とか『音声が・・・』とか悪く書かれてます。
でも一般人がいつも通り1mちょっと離れて見てたら大手との違いなんて分からないです。
小型なのでなおさら分かりません。
ほんと普通に見れます。
普通って大事。
なんといってもとにかく安い
FUNAIのテレビは本当に安いです。
HDD内蔵でテレビ本体に約63時間の録画ができて、しかも国内メーカーなのに24インチで税込み32,780円。(2021/3/12時点でヤマダウェブコムでの価格)
さらにメーカー3年保証とヤマダ電機2年保証で合わせて5年間の保証付きなので安心です。
間違って1010シリーズを買ってしまうと本体に録画できませんので気をつけてください。(外付けHDDには録画できます)
FUNAIの24型テレビ「FL-24H2010」をおすすめする人とおすすめしない人
FUNAIのテレビ「FL-24H2010」をおすすめする人とおすすめしない人は次のような感じです。
- 故障だけは絶対に嫌
- ブランドにこだわりたい
- 首振りなど便利な機能が欲しい
- どんなメーカーでもいい
- 安くても普通に見れればいい
- 本体に録画できるテレビが欲しい
- ワンルーム、寝室で見るテレビが欲しい
「FL-24H2010」をおすすめしない人
- 故障だけは絶対に嫌
- ブランドにこだわりたい
- 首振りなど便利な機能が欲しい
故障だけは絶対に嫌
あなたが「いくら長期保証があるといっても故障されると困る」というタイプなら買わないほうがいいでしょう。
そんな簡単に壊れないとは思いますが、やはり安い=どこかで大幅にコストカットしているので短期間で故障するリスクもあります。
急な故障を避けたいなら大手のテレビを検討するべきです。
ブランドにこだわりたい
正直、FUNAI(船井電機)の知名度はかなり低いです。
船井電機そのものは1961年創業という歴史ある会社ですが、FUNAIというブランドでの販売は2005年~2017年まで使われておらず、今は復活したもののヤマダ電機の専売。
なので友だちに自慢したいとか、高級テレビを買ってかっこよく見られたいとかいうならFUNAIはやめときましょう。
首振りなど便利な機能が欲しい
FUNAIの「FL-24H2010」は首振りができません。
おそらくコストダウンのために、余計な機能はつけていないんでしょう。
なので向きを変えたかったらスタンドごと動かすことになります。
首振りの機能が欲しければ高級テレビを買いましょう。
FUNAIのテレビを設置したあとで向きを変える場合は転倒防止用に固定するネジをはずすことになります。ネジをはずすのを避けたいなら、転倒覚悟で最初からネジをつけないことですが、転倒して壊れても過失扱いなので保証は受けられません。
「FL-24H2010」をおすすめする人
- どんなメーカーでもいい
- 安くても普通に見れればいい
- 本体に録画できるテレビが欲しい
- ワンルーム、寝室で見るテレビが欲しい
どんなメーカーでもいい
あなたが「メーカーなんて気にしない」というタイプならFUNAIの「FL-24H2010」はファーストチョイスになります。
友だちが来て指摘されても『FUNAIを知らないなんて可哀そうなやつ』と思えるメンタルを持っていれば満足できるでしょう。
大手メーカーじゃなくてもいいならFUNAIが一番です。
安くても普通に見れればいい
「とにかく安くテレビを買いたい・普通に見れたらOK」というあなたにもFUNAIのテレビは応えます。
FUNAIの「FL-24H2010」は普段見るくらい(1mほど)の距離で見ると大手メーカーとの違いはさっぱり分かりません。
まったく支障なく見れます。
『安くて普通に見れるテレビ』を求めるならFUNAIです。
本体に録画できるテレビが欲しい
FUNAIの「2010シリーズ」は本体に約63時間分の録画ができます。
500GBって少なそうですがけっこうあります。
見たものは消していけば500GBは十分すぎる量。
『録画はしたいけど外付けHDDを別に買うのは嫌だ』というならFUNAI「2010シリーズ」です。
ワンルーム、寝室で見るテレビが欲しい
FUNAIの「FL-24H2010」は一人暮らしのワンルームや寝室にピッタリのサイズです。
横幅が56cmとコンパクトで置き場所にも困らないし、映りも音声も大手メーカーに劣らない。
さらに付属品なしで録画もできて、なんといっても安い。
私はヤマダ電機で実際に大手メーカーのテレビと見比べて「24インチならFUNAI以外の選択肢はない」と感じました。
「FL-24H2010」のスタンド組み立てと注意点
このFUNAIのテレビですが、組み立てにいくつかの注意点があったので、組み立て手順に沿って紹介します。
箱から取り出す
外箱に取り出しかたが書かれているので、その方法に従います。
箱を開けるとまずリモコン・電池・スタンドがあるので取り出します。
つづいて発泡スチロールをどけて本体を慎重に取り出します。
スタンドを取り付ける
まずスタンドを取り付けていきますが、組み立てに必要なプラスドライバーが付属されていないので自分で用意することになります。
不親切なようですが、こういったところもコストダウンのひとつでしょう。
私は偶然にも持っていましたが、持ってない場合は慌てて買いに走ることになります。100均のドライバーで大丈夫なので買っておきましょう。
組み立てはテレビ本体に貼り付けられている『はじめるガイド』を見ながらやっていきます。
スタンドの3つの穴とテレビ底面にある穴を合わせ、付属のネジで留めていきます。
取れないようにしっかり根元まで締めておきましょう。
これで組み立ては完成です。
B-CASカードを差し込む
次は地デジを見るのに不可欠なB-CASカードを差し込みます。
知らない間に小さくなっていました。差し込むところは写真の矢印の場所です。
ここで注意するのがB-CASカードの向き。
文字が上下逆になるようにして、しっかり奥まで差し込みます。
B-CASカードの目隠し用のカバーが付属されているので念のためつけておきましょう。
いらなそうにも思えますが、B-CASカードを取り出すことはないのでカバーして破損を防ぐほうがいいです。
コンセントとケーブルをつないで初期設定
B-CASカードのセッティングができたらあとはコンセントとケーブルをつなぐだけ。
つなげる場所は画像を参考に。地デジは右側です。
つないだら電源を入れて初期設定です。
電源を入れると自動でかんたん一括設定が始まります。
郵便番号をリモコンで入力して都道府県を選択。
あとは画面に従っていくだけ。
設定完了すればテレビが見れるようになります。
難しくないので安心してください。
組み立てから設定までの注意点をまとめておきます。
- 箱から出すときは上をつかまず、横から抱えるように取り出す
- スタンドの組み立てにはドライバーが必要(付属していない)
- B-CASカードの向きは文字が上下逆になるように奥まで差し込む
FUNAIの24型テレビ「FL-24H2010」はワンルームや寝室に最適
この記事では私がFUNAIの液晶テレビ「FL-24H2010」を使用して感じた不満なところと満足したところ、おすすめする人とおすすめしない人、組み立てするときの注意点について解説しました。
まとめると、
不満なところ
- テレビの起動が遅い
- リモコンの操作感が微妙
満足したところ
- 薄くて軽い
- 良くも悪くも普通に見れる
- なんといってもとにかく安い
おすすめしない人
- 故障だけは絶対に嫌
- ブランドにこだわりたい
- 首振りなど便利な機能がほしい
おすすめする人
- どんなメーカーでもいい
- 安くても普通に見れればいい
- 本体に録画できるテレビがほしい
- ワンルームや寝室に置くテレビを検討している
- 箱から出すときは上をつかまず、横から抱えるように取り出す
- スタンドの組み立てにはドライバーが必要(付属していないので自分で準備する)
- B-CASカードの向きは文字が上下逆になるようにカチッと奥まで差し込む
FUNAIの液晶テレビ「FL-24H2010」は安くても普通に見れる、コスパがいいテレビです。
ところどころで「コストカットしているな。」という感じが見られますが、それもさほど問題にならないところだけ。
画質も普通、ちょっとした録画もできる、サイズも6~8畳くらいにちょうどいいのでワンルームや寝室に最適。
安くてそこそこ普通に使えるテレビを求めているならFUNAIはピッタリですよ。